SRTとVTTの違い — それぞれをいつ使うべきか
2026-08-07
手っ取り早い答え
SRT(SubRip)は古くからある汎用的な字幕形式で、ほぼすべての動画編集ソフトやプレーヤーが読み込めます。VTT(WebVTT)は新しいウェブ標準で、HTML5の<video>で字幕を表示するのに必須であり、SRTにはできないスタイル指定や位置指定に対応しています。ウェブに公開するならVTT。編集ソフトへの取り込みや一般的な互換性を重視するならSRTを使いましょう。
SRTの見た目
1
00:00:01,000 --> 00:00:04,000
Hello and welcome to the show.
番号付きのキュー、ミリ秒の前にカンマが入る時間範囲、そしてテキスト。それだけです。ヘッダーもスタイル指定もありません。
VTTの見た目
WEBVTT
00:00:01.000 --> 00:00:04.000
Hello and welcome to the show.
先頭に必須のWEBVTTヘッダーがあり、ミリ秒の前にはドットを使い、キュー番号は任意です。VTTはさらに、SRTが無視する位置指定・話者/ボイスタグ・スタイル指定にも対応しています。
主な違いをひと目で
- ヘッダー — VTTは1行目に
WEBVTTが必須。SRTにはありません。だから.srtを.vttに名前を変えるだけでは動かないのです。 - ミリ秒 — SRTはカンマ(
00:01,500)、VTTはドット(00:01.500)を使います。 - キュー番号 — SRTでは必須、VTTでは任意です。
- スタイル・位置指定 — VTTは対応、SRTは非対応です。
- ウェブ再生 — HTML5動画にはVTTが必要。SRTはブラウザで読み込めません。
相互に変換する方法(無料)
ソフトは不要です。ブラウザ上の変換ツールにファイルを貼り付けるだけで、処理はあなたのパソコン上でローカルに行われます。何もアップロードされません。
- SRTからVTTへ — ウェブ再生向けにヘッダーとドット表記のミリ秒を追加します。
- VTTからSRTへ — VTTを読み込めない編集ソフト向けに、キューを振り直しタイミングを書き換えます。
- タイムスタンプ削除 — どちらの形式もプレーンテキストにそぎ落とします。
そもそも字幕はどこから生まれる?
まだ字幕ファイルがない場合は、動画や音声そのものから生成しましょう。リンクを貼り付けるか、ファイルをScripteryにアップロードすれば、SRTやVTTとして直接書き出せます。
Scriptery